設計品質、テスト品質のデータ収集・分析および進行状況を可視化するための管理手法を、お客様の環境・管理形態にあわせるカストマイズ型(MS-ACCESS)と簡易型(Excel)のソリューションを提供します。

  • 設計書品質  レビュー指摘事項の傾向分析
  • テスト品質  テスト工程ごとの仕様書作成/テスト結果/進捗・摘出不具合の原因分析
  • レポート   進行状況、障害一覧、PB曲線(グラフ)、原因別発生件数(グラフ)、レビュー指摘密度管理図(グラフ)等々





概要

チーム力の向上、成果物品質を高めるために、各工程で作成する設計書・仕様書・手順書等のレビュー時(ピアレビュー、お客様レビュー)の記録票、またテスト実施結果(結合テスト、システムテスト)の合否判定で否の場合に起票する障害票をもとに、事象分類、指摘/不具合埋め込み工程、原因分析、摘出件数とプロジェクト指標値と照合し、レビュー/エラー密度、網羅率よりソフトウェア品質の正当性・評価実施のための定量情報を提供します。

  • フェーズ毎に管理作業項目の品質管理指標値のベースラインを作成する。
  • 工程毎のWBSにもとづき実行プロセスの情報を収集する。
  • 収集した情報と品質管理指標から、品質分析・評価を行う。
  • 品質分析・評価情報をもとに対応策の検討・実施を行う。

役割

品質管理者は、原則として作業のタスクオーナーであるグループのグループリーダーとする。

名称 担当 役割
品質管理責任者 オーナー プロジェクト全体の品質を管理する。
品質管理者 PM 成果物の品質管理を行う。
品質管理項目・指標値
生産性 基本設計/詳細設計 製造 単体テスト 結合テスト システムテスト
Kステップ、またはFS
テスト項目数
テストケース数
テストシナリオ数
頁数



 

ドキュメント品質管理

レビュー記録票記入項目例

  • 共通部 成果物対象名、開催日時、実施時間、実施頁数、出席者(レビューイ、レビューア)
  • 記録部 指摘内容、指摘分類、修正内容、原因・起因工程、摘出漏れ理由

ドキョメント品質を担保するためのレビューステップの考え方を以下に記載します。


ピアレビュー(ウォークスルー)

ピアレビューでは、要求事項もしくは前工程の成果物事項が展開・検討・反映されているか。また、次工程のインプットとなっているかを目的に実施します。


有識者レビュー(必要に応じて)

有識者レビューは、必要に応じて成果物の潜在欠陥の有無、潜在課題の有無を抽出ことを目的に実施します。


レビュー分析・評価

工程別成果物毎のレビュー結果をもとに分析・評価情報を提供します。

  • レビュー指摘   レビュー指摘内容を分類毎(設計不足、設計展開不足等)の件数
  • 指摘密度     品質指標値(エラー密度)に対し、指摘件数から成果物のエラー密度の正当性
  • 分析結果     成果物毎のレビュー実績値と品質指標値との差異
  • 分析(ゾーン)   指摘密度を9つのゾーンから成果物の品質評価



 

テスト品質管理
テスト工程品質管理
テスト仕様書/成績書

テスト工程別の定義と品質指標値にもとにテスト仕様を規定します。

定義 説明 単体テスト 結合テスト システムテスト
テストシナリオ テストケースの一連の流れ    
テストケース 業務機能の流れ  
テスト項目 検証確認を項目
障害一覧表
障害票をもとに発生・対応状況を一覧化した情報を提供します。

障害票記載項目例

  • 共通部 システム名、サブシステム名、対象プログラム名、発生日、発生事象、事象詳細、対応終了希望日
  • 調査部 影響範囲、原因区分、起因工程、調査結果、原因、対応、対応終了日、横展開有無、修正ドキュメント名

障害一覧表例

  • 一覧  障害管理No、緊急度、発生日、対応希望日、現状、原因、対応策、完了日、バグ混入原因等
PB曲線

PB曲線では、テスト期間の実施計画、実績状況の成長・消化曲線、および発生障害・終息(累計)より、テスト進行状況を可視化し、スケジュール管理のための情報を提供します。

  • P曲線 テスト件数をもとに消化推移グラフ(計画・実績)、実施推移グラフ(計画・実績)
  • B曲線 障害発生件数グラフ・障害終息件数の累計グラク
品質分析・評価

テスト進行状況を適時点検を行い、問題/課題を可視化し、品質改善施策の立案、実行を行うための情報を提供します。

  • 障害密度 テスト分類(テスト項目/ケース/シナリオ) 発生件数と品質指標値(障害密度)から障害密度の正当性を分析評価
  • 障害分析 障害原因別に摘出した障害件数、原因より品質改善


テスト品質管理

利用にあたり分析・評価のコード表のカスタマイズ型のAccess版とExcel版(簡易)の2つの環境から選択できます。(※Access版は複数のPCから利用可能)

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